ポルトガル  (PT) Portugal

 ポルトガル基本情報

 

ユーラシア大陸の西はじに位置する国、ポルトガル。日本ともつながりが深く、1543年ポルトガル人が種子島に
漂着してから鎖国までの約100年間、南蛮文化は日本社会に大きな影響を与えた。ポルトガル人の性格を表す言葉に
「サウダーデ」がある。郷愁・哀愁などと訳されるが、ポルトガルを旅していると、昔どこかで見たような懐かしい
風景に出合うことができる。派手なモニュメントや刺激的なエンターテイメントはないけれど、親しみやすくほっとする国、
それがポルトガルだ。

面積 約9万1985km2 日本の約4分の1

人口 約1061万人(2007年)
 
首都 リスボン Lisboa
 
民族構成 ポルトガル人(先住イベリア人、ケルト人、ゲルマン系、フェニキア人、ベルベル人などの混血)
 
宗教 カトリック97%

言語 公用語であるポルトガル語が主

祝日・祭日
キリスト教に関する祝日が多い。年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。
2009年
1月1日 新年
2月25日 ※謝肉祭
4月10日 ※聖金曜日
4月12日 ※聖日曜日
4月25日 自由記念日
5月1日 メーデー
6月10日 ポルトガルの日
6月11日 ※聖体祭
6月13日 聖アントニオ祭(リスボンのみ)
6月24日 聖ジョアン祭(ポルトのみ)
8月15日 聖母被昇天祭
10月5日 共和制樹立記念日
11月1日 万聖節
12月1日 独立回復記念日
12月8日 聖母懐胎祭
12月25日 クリスマス

ポルトガルの年末年始
12/25と1/1はほとんどの観光名所や美術館、商店が休みとなる。また12/24と12/31の夜は休業するレストランも
多いので注意が必要。
 
通貨単位
通貨単位はユーロ(Euro、Eurとも略す。本サイトではEと表記)。補助通貨単位はセント(Cent)。
それぞれのポルトガル語読みは「エウロEuro」と「センティモCentimo」となる。
E1=100セント=約120円(2009年2月現在)。紙幣は5、10、20、50、100、200、500ユーロ。
硬貨は1、2ユーロと1、2、5、10、20、50セント。

両替
ポルトガルでは日本円からの両替は、銀行や街中の両替所・自動両替機、ホテルなどで可能。一般的に両替所の手数料
は銀行より安いと言われている。また、自動両替機は手数料が高く、故障していることもあるので、おすすめできない。

ポルトガルの入国とビザ
【ビザ】観光目的の旅であれば、3カ月以内の滞在についてはビザは不要。
【パスポート】ポルトガル出国時に3カ月以上の有効残存期間が必要。なお、日本からシェンゲン協定加盟国を経由して
       ポルトガルへ行く場合は、乗り継ぎ空港でEUへの入国審査があるので、ポルトガルでの入国審査は不要。
 ※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。
   必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

日本からポルトガルへのフライト時間
日本からの直行便はないので、まずヨーロッパの主要都市へ飛び、ポルトガル行きの飛行機に乗り換える。
乗り継ぎ時間を入れて所要17~21時間程度。
航空会社によってはリスボンのほかポルトやファーロに乗り継ぐこともできる。

ポルトガルの気候
1年を通して温暖な気候。一般的に6~9月までが乾期。昼間は暑くても朝晩は急に気温が下がることもあるので、
カーディガンなど羽織るものがあるとよい。秋から春にかけては雨が多く不安定。特に北部は雨量が多いので、
防水ジャケットを持参しよう。

 
ポルトガルの時差とサマータイム
日本との時差は9時間で、日本時間から9を引けばよい。つまり、日本の8:00がポルトガルでは前日の23:00となる。
これが、サマータイム実施中(3月の最終日曜から10月の最終土曜まで)は8時間の差になる。なお、ポルトガルでは
グリニッジ標準時(GMT)を採用しており、スペインなどの中央ヨーロッパ時間(CET)とはマイナス1時間の時差が
あるので注意すること。またアソーレス諸島は、ポルトガル本土よりさらにマイナス1時間の時差がある。

ビジネスアワー
ショップやレストランなどは店によって異なるので、以下は一般的な営業時間の目安。夏のバカンスシーズンなど、
長期休暇を取る店も多いので注意が必要。

【銀行】月~金曜8:30~15:00、土・日曜、祝日は休み

【ショップ】月~金曜9:00~13:00、15:00~19:00、土曜9:00~13:00。日曜・祝日は休み。
             ショッピングセンターは毎日10:00~23:00

【レストラン】昼食12:00~15:00、夕食19:00~22:00

【バル/カフェ】8:00~23:00

ポルトガルの度量衡
長さ、面積、容量、速度、重さ、温度など、日本の度量衡と同じ。
ただし洋服や靴のサイズ表示は日本と異なるので買い物のときに気を付けたい。

チップ
チップの習慣はあるが、義務というわけではなく、サービスに満足した時の心付けとして渡すもの。
払いすぎないように注意したい。
【レストラン】店の格にもよるが、一般には料金の5~10%くらい。庶民的な店ではおつりの小銭程度で充分。
        カフェでコーヒーやビールだけなら不要。
【ホテル】ベルボーイやルームサービスに対し、1回につきE1程度。

【タクシー】キリのいい金額に切り上げて支払う。

税金
ポルトガルではほとんどの商品にIVAと呼ばれる付加価値税がかかっている。ただ、旅行者は手続きをすればこの税金は
戻ってくるので、帰国時には忘れずに。ただし戻ってくるのは、買い物で支払った税金。
ホテル代や飲食代等の分は還付されない。

電圧とプラグ
電圧は220Vで周波数50Hz、プラグは2つ穴のCタイプ。
日本国内用の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器とプラグアダプターが必要。 
Cタイプ 

ビデオとDVD方式
ポルトガルのテレビ・ビデオ方式(PAL方式)は、日本やアメリカ(NTSC方式)と異なるので、一般的な日本国内用
ビデオデッキでは再生できない。DVDは日本と同様、リージョンコードは2。ソフト購入時に確認を。

ポルトガルの水
水道水はそのまま飲用できるが、水が変わると体調を崩すこともあるので、敏感な人はミネラルウォーターを利用した
ほうが安心。ミネラルウォーター(アグア・ミネラルAgua Mineral)にはガス入り(コンガーシュcom gaz)とガスなし
(センガーシュsem gaz)の2種類がある。

ポルトガルの郵便
【営業時間】郵便局CTT(コレイオCorreio)の営業時間は通常、平日8:30~18:00。土・日曜、祝日は休み。
      切手(セーロシュSelos)だけなら、CorreioまたはSelosの看板がある雑貨屋や、町なかにある赤いポスト
      兼切手自動販売機でも買える。なおポストは2種類あり、赤は普通便用、青は速達便用。
【郵便料金】日本へのエアメールの場合、ハガキ、封書(20gまで)ともE0.80。

電話のかけ方
【日本への電話のかけ方】
00(国際電話識別番号)

81(日本の国番号)

相手先の電話番号(市外局番の最初の0はとる)

 

【日本からポルトガルへの電話のかけ方】
国際電話会社の番号
001(KDDI)※1、0033(NTTコミュニケーションズ)※1、0061(ソフトバンクテレコム)※1、005345(au携帯)※2、
009130(NTTドコモ携帯)※2、0046(ソフトバンク携帯)※3

010(国際電話識別番号)※2

351(ポルトガルの国番号)

相手先の番号

※1 「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要。詳細はURL www.myline.org 
※2 NTTドコモは事前登録が必要。auは010不要。
※3 ソフトバンクは事前登録が必要。0046をダイヤルしなくてもかけられる。

ポルトガルでは市外局番と市内局番の区別はない。 
【ユースフルアドレス】警察・消防・救急 112

安全とトラブル
比較的治安のよいポルトガルだが、最近はリスボン、ポルトなどの大都市を中心にスリ、置き引き、引ったくりと
いった犯罪が増加傾向にある。なお、ポルトガルでは常時身分を証明するもの(パスポートなど)の携帯が義務づけ
られている。携帯していない場合には、警察署へ連行されることもあるので注意。ただし盗難被害も多いので、肌身に
付けて所持するなど、盗まれないよう充分に注意しよう。

ポルトガルのトイレ
ポルトガル語でラバボLavabo、またはカーザ・デ・バーニョCasa de Banho という。女性用はセニョーラSenhora、
男性用はオーメンHomen。公衆トイレは少ないので、できるだけ美術館やレストランに行った際に済ませておくとよい。
いざというときは、カフェで飲み物などを注文してトイレを借りるという手もある。駅などには一部コイン式の有料トイレ
もあるほか、入口に係員がいる場合はE0.50程度のチップを渡すこと。

マナー年齢制限
年齢制限 ポルトガルでは、18歳未満の飲酒と喫煙は禁じられているが、購入時に身分証明書が必要というわけではない。
       また、レンタカーは空港や主要観光地などで借りることができるが、年齢制限があり(25~60歳まで、という
           レンタカー会社もある)、身分証明書代わりにクレジットカードの提示を要求される。カードを持っていない
           場合はかなりのデポジット(預託金)が必要となる。

マナー   教会では大声での会話、フラッシュを焚いての写真撮影、またタンクトップやショートパンツなど肌を露出した
          服装は避けること。特にミサの時間に訪れる際は、信者のジャマにならないよう、後方で静かに見学しよう。

 喫煙   それほど厳しくなく、レストランでも喫煙、禁煙席を分けている所はほとんどない。ただし、地下鉄、バスなど
          の乗り物内は禁煙。

【フロアの呼び方】ポルトガルではほかのヨーロッパ諸国同様、日本とはフロアの呼び方が異なる。
                     日本式の1階は地上階、2階は1階となるので注意。

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