イタリア (IT) Italy
※以下の情報は「地球の歩き方」からの抜粋です
イタリアの基本情報

世界遺産の宝庫であり、世界中の文化財の40%がイタリアにあるといわれる国。旅人なら誰もが憧れる見所満載の街が、陽気にホスピタリティあふれる人々が迎えてくれる国イタリア。現代と古代が調和された町ローマ。ルネッサンス都市フィレンツェ。水の都であり旅情あふれるヴェネツィア。ショッピングも楽しい現代イタリアを代表する活気あるミラノ。どの街を訪れてもそれぞれに違う表情を与えてくれるイタリアの個性ある街。生きる喜びにあふれ、生活を楽しむイタリア人のなかで過ごすイタリアの旅は、私たちにも生きる喜びと新しい力を与えてくれるに違いない。
面積 30万1328km2 日本の約80%
人口 5789万人
首都 ローマ Roma
民族構成 ラテン系イタリア人
宗教 カトリック(95%)
言語 イタリア語
祝日・祭日
キリスト教に関する祝日が多い。
年によって異なる移動祝祭日(※印)や各都市の守護聖人の祝日にも注意。
2009年
1月1日 元日
1月6日 御公現の祝日
4月12日 ※復活祭(4月4日)
4月13日 ※復活祭の翌日の月曜(4月5日)
4月25日 イタリア解放記念日
5月1日 メーデー
6月2日 共和国建国記念日
8月15日 聖母被昇天祭
11月1日 諸聖人の日
12月8日 聖母無原罪の御宿りの日
12月25日 クリスマス
12月26日 聖ステファノの日
<主要都市の守護聖人の祝日>
4月25日 ヴェネツィア
6月24日 フィレンツェ、ジェノヴァ、トリノ
6月29日 ローマ
7月15日 パレルモ
9月19日 ナポリ
10月4日 ボローニャ
12月6日 バーリ
12月7日 ミラノ
通貨単位
通貨はEU単一通貨ユーロ。通貨単位はユーロE(euro)とセント¢(イタリア語読みはチェンテージモcimi)。
E1=¢100、E1=129.35円(2008年11月10日現在)。
紙幣はE500、E200、E100、E50、E20、E10、E5。硬貨はE2、E1、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢。
両替
銀行、郵便局、街なかの両替所、空港、ホテルなどで両替ができる。
また、日本円も両替できる「自動現金両替機」が銀行やショッピングセンターなどに設置されている。
イタリアの入国とビザ
【ビザ】観光目的での滞在の場合、90日まで不要。
【パスポート】入国に際しては、原則としてパスポートの有効残存期間が90日以上必要。
※外国籍の方は別途領事館で確認が必要です。
※無査証の条件として、帰国便航空券の所持等が必要な場合があります。詳しくは大使館にご確認ください。
※急な変更も予想されますので、詳細は大使館にご確認ください
日本からイタリアへのフライト時間
日本からイタリアまでのフライトは、直行便で約12時間。
イタリアの気候
南北に細長く、温暖で四季がはっきりしている。日本の気候とよく似ており、ミラノ、ローマも東京の気候とさほど差がない。
ただ、朝夕の温度差が大きく、冬季はかなり寒く、シチリア島でも雪が降ることもある。
夏は乾燥し、雨は冬にやや多い。緯度が高いので、夏は夜遅くまで明るい。
イタリアと東京の気温 イタリアと東京の降水量

イタリアの時差とサマータイム
日本との時差は-8時間。イタリアの10:00が日本では18:00となる。サマータイム実施時は-7時間の差になる。
サマータイムの実施期間は3月の最終日曜から10月の最終土曜日まで。ただし、変更される年もある。
ビジネスアワー
以下は一般的な営業時間の目安。商店やレストランなどは、店や都市によって異なる。
また、ローマ、ミラノ、ヴェネツィアなどの一大観光都市を中心に、ブランド店をはじめとする一部の商店、
デパートなどでは昼休みなしで、日曜も営業する店も増えてきている。
【銀行】月~金曜8:30~13:30、15:00~16:00。祝日の前日は昼までで終了する場合もある。
銀行の外側や駅などのクレジットカード対応のキャッシュディスペンサーや両替機は24時間利用可能。
【デパートやショップ】夏と冬とでやや異なる場合もあり、10:00~13:00、16:00~20:00頃。
日曜と祝祭日のほか、夏は土曜の午後、冬は月曜の午後を休みとする場合も多い。
【レストラン】昼食12:00~15:00頃、夕食19:00~24:00頃
イタリアの度量衡
長さはセンチ、メートル、重さはグラム、キロで日本と同じ。
食料品店などで表示されるettoエットは100グラムのこと。
チップ
レストランやホテルなどの料金には、ほとんどサービス料が含まれているので、必ずしもチップ(伊語でmanciaマンチャ)は
必要ではない。快いサービスを受けたときや通常以上の手間をとらせたときなどには、次の相場を参考にしてみよう。
【レストラン】料理代金に含まれる場合がほとんど。別計算の場合も、勘定書きには含まれている。
店の格により7~15%程度。
【ホテル】ポーターやルームサービスに対して、E1程度。
【タクシー】料金の10%程度。
【トイレ】係員が一律に徴収する場合や、机にお皿を置いて任意にとする場合がある。E0.70~1程度。
税金
ほとんどの商品にIVAと呼ばれる付加価値税が10~20%かかっている。EU以外の居住者は、1店舗E154.94以上の買い物をし
所定の手続きをすれば、手数料などを引いた税金が還付されるシステムがある。買い物をするときや帰国時には、
忘れずに手続きをしよう。
イタリアの電圧とプラグ
電圧は220ボルト/50ヘルツで、日本の電気製品を使用する際は、変圧器と差し込みプラグが必要。
差し込みプラグはC・SE型。
Cタイプのプラグ SEタイプのプラグ
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イタリアのビデオとDVD方式
イタリアのテレビ・ビデオ方式(PAL方式)は日本(NTSC方式)とは異なるので、一般的な日本国内用ビデオ
デッキでは再生できない。ソフト購入時に確認を。
イタリアの水
イタリアの水道水は日本とは異なり、石灰分が多い硬水。そのまま飲むことができるが、体調が不安な人は
ミネラルウォーターを。レストランやバールではミネラルウォーターを注文するのが普通。
500mlがスーパーでE0.30~0.80、バールでE0.50~2程度。
イタリアの郵便
郵便局は中央郵便局と小規模の郵便局の2種があり、営業時間や小包みなどの取り扱い業務が異なる。
切手は、郵便局のほか、TのマークのタバッキTabacchi(タバコ屋)で購入でき、ポストも日本同様に各所に
設置されている。
【郵便料金】日本への航空便(ポスタ・プリオリタリア)は、ハガキや20gまでの封書はE0.85。
【郵便局の営業時間】中央郵便局は月~土曜8:15~19:00。
そのほかの郵便局は月~金曜8:15~13:30、土曜8:15~12:30。
【郵便料金】
日本へのエアメールの場合、ハガキE1、封書が20gまでE1.70。2kgまでの小型包装物Packchen扱いもありE12.90。
【郵便局の営業時間】月~金曜8:00~18:00。土曜は~12:00、日曜、祝日は休み。
いなかの小さな郵便局では昼休みを取ったり、大都市の駅の郵便局は夜遅くまで営業するなど、さまざま。
イタリアの電話のかけ方
【日本への電話のかけ方】
00(国際電話識別番号)
▼
81(日本の国番号)
▼
相手先の電話番号(市外局番の最初の0はとる)
【日本からイタリアへの電話のかけ方】
国際電話会社の番号
001(KDDI)※1、0033(NTTコミュニケーションズ)※1、0061(ソフトバンクテレコム)※1、005345(au携帯)
※2、009130(NTTドコモ携帯)※2、0046(ソフトバンク携帯)※3
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010(国際電話識別番号)※2
▼
39(イタリアの国番号)
▼
相手先の電話番号※4
0123456789(最初の0も入れる)
※1 「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要。詳細はURL www.myline.org
※2 NTTドコモは事前登録が必要。auは、010は不要。
※3 ソフトバンクは事前登録が必要。0046をダイヤルしなくてもかけられる。
※4 0からダイヤル。(ローマは06~、フィレンツェは055~、ミラノは02~など)
【現地での電話のかけ方】
イタリアでは市外局番と市内局番の区別はない。どこにかけるときでも0からダイヤルする。
警察 TEL 110、消防 TEL 112
安全とトラブル
ホテルのバスルームに換気扇のひものようなものが備え付けられていることがあるが、非常ベルのひもなので、
緊急時以外は使用しないよう注意。
2人乗りオートバイによるひったくりが増えている。ポシェット、バッグなどは常に歩道側に持つように。
公共交通機関(バス・地下鉄・列車等)に乗車される際は、スリ・置引き等に注意が必要。
旅行者を装い、友人になって食事に誘い、睡眠薬入りのドリンクを飲ませた後、財布を奪うという被害も発生
している。地下鉄やバスなどの公共交通機関内でのスリ、町なかでは子供や乳飲み子を連れたスリ集団などの
被害の報告が多い。力づくで金品を奪うことは少なく、各個人の注意により未然に防ぐことができると思われる。
イタリアのマナー年齢制限
レンタカー会社では、21~25歳以上で運転歴が1年以上、または60~65歳以下などの年齢制限を設けている場合
もある。また数は多くないが、一部の博物館や美術館では、学生や26歳以下、65歳以上の場合に割引が受けら
れることもある。
喫煙 2005年1月10日より、「禁煙法」が施行され、美術館、博物館、映画館、列車および、レストラン、バール
などを含め、すべての屋内、公共の場での喫煙は禁止。違反者には、罰金が課せられる。


