ギリシア (GR) Greece
※以下の情報は「地球の歩き方」からの抜粋です
ギリシアの基本情報

神話の国、ギリシア。この地で生まれた文化が世界中に及ぼした影響は計り知れないほど大きい。英語やフランス語など
多くの国々で用いられているアルファベットや単語の多くは、古代ギリシア語から発生。さらに西洋哲学や歴史学などの
学問、演劇、彫刻といった文化、そして民主主義の礎を築き上げた国でもある。
また、エーゲ海やイオニア海に浮かぶ数知れぬ美しい島々の存在も忘れてはならない。透きとおったブルーの海、
照りつける太陽、そして黄金に輝く砂浜。これらの開放感あふれる島々が、多くの人々を惹きつける。
そして、ギリシアの人々は底抜けに明るい。街を歩けば見知らぬ人も笑顔を向け、気軽に声をかけてくる。彼らの生活の
基本は人生を楽しむこと。昼間はカフェ、夜はタベルナやバーに集い、夜遅くまで食べ、飲んで歌い、そして踊る。
彼らは、我々が忘れていた人間の本来あるべき姿、人生の楽しみ方を思い出させてくれる。
面積 13万1957km2(日本の約3分の1強。北海道と九州を足したぐらい)。
アテネのあるアッティカ地方、イオニア海に浮かぶ島々とそこに面した中西部、テッサロニキを中心とした
マケドニア・トラキア地方、ペロポネソス半島と、国土の約20%を占めるエーゲ海の島々からなっている。
人口 総人口は約1070万人(2008年)。人口の3分の1弱、319万人あまりがアテネの首都圏に集中している。
そのほかのおもな都市の人口は、テッサロニキ100万人、パトラ21万人、イラクリオン15万人、ヴォロス15万人。
首都 アテネ Athens
民族構成 ギリシア人97%、トルコ人1%、そのほか2%
宗教 ギリシア正教
言語 ギリシア語
祝日・祭日 年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。
2009年
1月1日 元日
1月6日 主顕現祭
3月9日 ※聖灰月曜日
3月25日 独立記念日
4月17日 ※聖金曜日
4月18日 ※聖土曜日
4月19日 ※復活祭(イースター)
4月20日 ※復活祭翌月曜日
5月1日 メーデー
6月8日 ※聖神降臨祭翌月曜日
8月15日 聖母被昇天祭
10月28日 国家記念日
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー
※の宗教祝日は毎年日にちが異なる。最新情報は、ギリシャ政府観光局のホームページで確認を。
・祝祭日は商店、銀行、郵便局などは休みとなる。遺跡や博物館も休館となることが多い。
・祝祭日ではないが、四旬節に入る前に3週間行われるカーニバルの最終土曜には、遺跡や博物館が12:30で
閉まるので注意。
通貨単位
通貨はEU単一通貨ユーロ。E1=¢100、E1=129.35円(2008年11月10日現在)。
紙幣はE500、E200、E100、E50、E20、E10、E5。硬貨はE2、E1、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢。
両替
日本国内では、円からユーロへの両替は簡単にできる。ギリシア国内では、銀行、両替商、一部の郵便局、一部の
旅行会社、ホテルなどで両替できるが、一般に両替手数料がかかる。両替商のレートがよく、Euro Changeや
K(カッパ)ビューローといった両替商では手数料なしの支店もある。
また、24時間利用できるATM(自動現金預入払出機)がほとんどの銀行に設置されていて、クレジットカードや
国際キャッシュカードで現金(ユーロ)を引き出すことができる。アテネの空港には24時間営業の両替商があり、
AEM(自動現金両替機)も設置されているので、早朝や深夜の到着でも安心だ
ギリシアの入国とビザ
ギリシアの入国審査は、入国カードの記入がないので、パスポートを用意すればいい。
【パスポート】入国時に、滞在日数に加えて90日以上の残存有効期間が必要。
【ビザ】ギリシアを含むシェンゲン協定加盟国での総滞在日数が90日以内であれば、ビザは不要。
それ以上の滞在になる場合は、ギリシア大使館でビザの申請を行う。
※外国籍の方は別途領事館で確認が必要です。
※無査証の条件として、帰国便航空券の所持等が必要な場合があります。詳しくは大使館にご確認ください。
※急な変更も予想されますので、詳細は大使館にご確認ください
税関
無税で持ち込めるのは、紙タバコ200本、葉巻50本、刻みタバコ250gのいずれか(18歳以下は不可)。アルコール
飲料は1L、ワイン(アルコール度22%以下)なら2L。また、E1万相当以上の現金を持ち込む場合は、入国時に申請
する必要がある。申告をしていないと、出国時に没収の対象となる。電器製品や精密機器(ビデオカメラや
カセットデッキなど)、スポーツ用品の持ち込みは、同一種類1個までで、ギリシア出国時に持ち帰ることが条件。
また、入国時に本人の所持品かギリシア人への贈り物か尋ねられることがある。所持品と答えた場合、パスポート
に商品番号、商品名などを記入されることもあるが、出国時に記入されたものを所持していれば問題ない。
みやげ物の持ち込みは総額E170以内。
日本からギリシアへのフライト時間
直行便はないので乗り継ぎが必要。ヨーロッパの主要都市で乗り継ぐ場合、約14~17時間。
ギリシアの気候
地中海性気候に属し、全体的には温和で過ごしやすい。夏(6~9月)は晴天が続き、日中の気温が30℃を超え、
日差しもきつい。ただ湿度は低いので、日本のような蒸し暑さはない。冬(12~3月)は、1年の間で一番雨の
多い季節となる。最も気温が下がるのは1月で、アテネの月平均気温は10.1℃、北部のテッサロニキでは5.0℃と
なる。山間部では降雪もある。年間の平均気温はアテネが18.4℃、テッサロニキが15.6℃。

ギリシアの時差とサマータイム
日本時間より7時間遅い。つまり、日本が12:00のとき、ギリシアは5:00となる。3月最終日曜から10月最終土曜
はサマータイムになるため、日本の6時間遅れとなる。日本が12:00のとき、ギリシアは6:00。
ビジネスアワー
【銀行】一般的に月~木曜が8:00~14:30、金曜が8:00~14:00で、土・日曜、祝祭日は休み。ただし大きな
町には、月~金曜の8:30~18:30と土・日曜の8:30~13:30も営業している銀行もある。アテネの
シンタグマ広場周辺の銀行では、旅行者のために両替業務のみ夜間や土・日曜、祝祭日も行っている。
【一般商店】月・水・土曜は9:00~15:00、火・木・金曜は9:00~14:00と17:00~21:00、日曜は休み。
【デパート、スーパー】月~金曜は8:30~20:00、土曜は8:30~15:00、日曜は休み。
【レストラン】12:00~15:30と19:00~24:00。アテネのプラカ地区のように観光客の多い所では、1日中営業
しているところも多い。
【カフェ】8:00~24:00 ※季節によって異なることもある。※観光地では、日曜も営業している店が多い。
ギリシアの度量衡
尺度はメートル法。長さ、面積、容量、速度、重さなどは日本と同じ。洋服や靴のサイズ表示は日本と違う。
チップ
【レストラン】サービス料が込みの場合でも料金の5~10%程度は払おう。
【ホテル】ポーターには荷物1個につきE1、ルームサービスを頼んだときはE1。
中~高級ホテルでのベッドメーキングには1泊あたりE1を最後にまとめて枕元に置く。
【タクシー】料金の5~10%程度を。ただし復活祭とクリスマス前後10日間は料金に規定額が加算される。
【その他】劇場の案内人にはE1程度。クルーズで船内泊する場合は、1日あたりUS$10程度を最後にまとめて渡す。
税金
ほとんどの商品にIVAと呼ばれる付加価値税がかかっている。
EU以外の居住者は、1店舗E90.15以上の買い物をし、所定の手続きをすれば、手数料などを引いた税金が還付
されるシステムがある。買い物をするときや帰国時には、忘れずに手続きをしよう。
電圧とプラグ
電圧は220Vで周波数は50Hz。プラグタイプはC。日本から電化製品を持っていく場合は、変圧器とCタイプの
アダプターが必要。 Cタイプのプラグ
ビデオとDVD方式
ギリシアのビデオ方式はSECAM式。日本やアメリカのNTSC方式と異なる。
ギリシアの水
アテネなどでは水道水も飲めるが、硬水なのでミネラルウォーターを飲むほうが無難。場所によっては飲めない
ところもある。また、島では雨水を煮沸させただけの水を使っている場合があるので、ミネラルウォーターを
飲用したほうがいい。
食事
タベルナとは伝統的なギリシアの食事を出す食堂のこと。観光客用のおしゃれなタベルナもあるが、本来は地元
の人たちが集う所。彼らは日が暮れる21:00頃からタベルナへと足を運び、遅くまで夜を楽しむ。
ギリシア料理は、取れたての海の幸や香りの高い野菜などの新鮮な食材を、オリーブオイルやハーブなどで
シンプルに調理したものが多い。フェタチーズというヤギの乳から作る塩気の強いチーズとオリーブが載った
グリークサラダは、旅行中に一度は口にするだろう。全体に日本人の口に合う料理が多い。ワインとの相性も○。
ギリシアの郵便
【郵便料金】日本への郵便料金はハガキがE0.67、封書も20gまではE0.67。
【郵便局の営業時間】月~金曜7:30~14:00。土・日曜・祝祭日は休み。大きな町の中央郵便局は、
月~金曜20:00までと土曜の7:30~14:00も開いている。エレフテリオス・ヴェニゼロス
国際空港(アテネ国際空港)内の郵便局は毎日7:00~21:00オープン。
電話のかけ方
【ギリシアから日本への電話のかけ方】
東京(03)1234-5678にかける場合
00(国際電話識別番号)
▼
81(日本の国番号)
▼
3(市外局番の最初の0は取る)
▼
1234-5678(相手先の電話番号)
【日本からギリシアへの電話のかけ方】
アテネ(210)123-4567にかける場合
国際電話会社の番号
001(KDDI)※1、0033(NTTコミュニケーションズ)※1、0061(ソフトバンクテレコム)※1、005345(au携帯)
※2、009130(NTTドコモ携帯)※2、0046(ソフトバンク携帯)※3
▼
010(国際電話識別番号)※2
▼
30(ギリシアの国番号)
▼
(210)123-4567(相手先の番号)
※1 「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要。詳細はURL www.myline.org
※2 NTTドコモは事前登録が必要。auは、010が不要。
※3 ソフトバンクは事前登録が必要。0046をダイヤルしなくてもかけられる。
OTEが電話局。公衆電話はほとんどテレホンカード式で、国際電話もかけられる。(i)マークのボタンを押せば
英語表示になる。テレホンカードはE4~で、OTEやペリープテロ(キオスク)、雑貨店などで購入できる。
店先にTelephone Card、THΛEKAPTAなどと書いた看板をぶら下げているので、すぐにわかる。OTEは年中無休、
24時間営業。
ギリシアでは、2002年11月より市外局番が廃止され、電話番号のケタ数が全国10ケタに統一された。それにより
同じ地域内に電話をかける場合でも、すべての番号(10ケタ)をダイヤルする必要がある。
ギリシアのトイレ
WCと表示があるのがトイレ。町なかに公衆トイレはあまりないので、レストランや博物館などに入ったときに
できるだけ済ませておいたほうがいい。また、ギリシアは下水事情があまりよくないので、水洗トイレであっても
トイレットペーパーを流さないところが多い。その場合は備え付けのバケツに捨てる。流してもいいかどうかは、
たいていトイレのドアに表示があるので注意してみよう。
安全とトラブル
ギリシアは、ヨーロッパの中では比較的治安はよい。しかし都市部(おもにアテネ)では、旅行者がスリ、
ひったくりなどのトラブルにまきこまれることが少なくない。また、悪徳旅行会社や悪徳バー、ニセ警官による
被害例も報告されている。暗くなってからのひとり歩きは充分注意すること。
ギリシアのマナー年齢制限
年齢制限 レンタカーは、会社によって異なるが、23~25歳以上のところが多い。
また、上限を定めているレンタカー会社もあるので確認を。
【ドレスコード】クルーズで船内泊をする場合は、パーティやディナーの席用に、ある程度フォーマルな服を用意しよう。
【習慣】ギリシアでは昔から、昼食後の13:00~16:00くらいに「シエスタ(昼寝)」を取る習慣がある。
朝早く起きて、夜遅くまで遊ぶギリシア人にとって、このシエスタはなくてはならないものなのだ。
ただ最近では、特にアテネなどの大都市でシエスタの習慣が廃れつつある。しかし地方や島などでは
シエスタをしっかり取るところもまだあるので、商店やオフィスの営業時間には注意しよう。


