フランス (FR) France

 ※以下の情報は「地球の歩き方」からの抜粋です

フランスの基本情報


フランスは、あらゆる面において「豊かな国」だ。数多くの歴史遺産、食通をうならせる料理とワイン、芸術家たちを虜にしたパリの都、そして多彩な魅力にあふれた地方の町。
アウトドア派、アート・ファン、グルメ。さまざまな旅人が求めるものが、きっと見つかる国。それがフランス。 

人口 約6339万人(日本の約2分の1、海外県・海外領土を含む)
 
首都 パリ Paris
 
民族構成 ケルト人、ゲルマン民族(フランク系、ノルマン系)などの混血
 
宗教 カトリック約80%、イスラム約7%、プロテスタント約1.5%など

言語 フランス語
 
祝日・祭日
キリスト教に関する祝日が多い。年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。
「聖霊降臨祭の翌月曜日」は2004年以来法定休日ではなくなったが、祝日として休業するところもある。

2009年
1月1日  元日
4月12日 ※復活祭
4月13日 ※復活祭翌日の月曜日
5月1日  メーデー
5月21日 ※キリスト昇天祭
5月8日  第2次世界大戦終戦記念日
5月31日 ※聖霊降臨祭
6月1日  ※聖霊降臨祭の翌月曜日
8月15日 聖母被昇天祭
11月1日 諸聖人の祝日
11月11日 第1次世界大戦休戦記念日
12月25日 クリスマス

通貨単位
ユーロ(EURO)/補助通貨単位はセント(CENT)。フランス語読みは「ウーロEuro」と「サンチームCentime」。 
1ユーロ=100セント=約130円(2009年1月現在)。硬貨の裏面はフランス独自のデザイン。ユーロ流通国には、硬貨の裏に各国独自のデザインが施されているが、流通国でなら分け隔てなく使用できる。

両替
フランスでは 銀行、郵便局、空港や鉄道主要駅、街中の両替所、ホテルなどで両替ができる。
一般的に銀行のレートが一番いいと言われている。

フランスの入国とビザ
【ビザ】観光目的の旅であれば、通常は3カ月以内の滞在についてビザは不要。
【パスポート】パスポートの有効残存期間は、滞在日数+3カ月以上必要。
               予防接種不要
※外国籍の方は別途領事館で確認が必要です。
※無査証の条件として、帰国便航空券の所持等が必要な場合があります。詳しくは大使館にご確認ください。
※急な変更も予想されますので、詳細は大使館にご確認ください 

日本からフランスへのフライト時間
日本かフランスまでのフライトは、直行便で約12時間。現在3社の直行便が運航。(日本航空・全日空・エールフランス)

フランスの気候
パリの気候はだいたい東京の四季に合わせて考えていい。
春の訪れを感じるのは4月頃。梅雨がなく、乾燥しているので、夏は過ごしやすい。秋の訪れは東京より早く、雨が比較的多い。
11月になるともう冬で、曇りがちの日が多くなる。
天気が変わりやすく、夏でも冷え込むことがあるので、1年をとおして雨具と
長袖の上着を用意しておこう。フランスは国土が広いので、地方によって気候はかなり異なる。

パリと東京の年間平均気温          パリと東京の年間平均降水量 

 

フランスの時差とサマータイム
日本との時差は8時間で、日本時間から8時間引けばよい。
これがサマータイム実施中は7時間の時差になる。サマータイム実施期間は3月の最終日曜AM1:00(=AM2:00)~10月
の最終日曜AM2:00(=AM1:00)。*2009年3月29日~10月25日

ビジネスアワー
ショップやレストランなどは店によって異なり、非常に流動的。以下は一般的な営業時間の目安。
夏のバカンスシーズンなど、長期休暇を取る店も多いので注意が必要。パリと地方でも多少違いがある。

【銀行】月~金曜9:00~16:30、土・日曜、祝日は休み
【デパート】9:30~19:00頃、日曜・祝日は休み
【カフェ】8:00~24:00頃
【レストラン】昼12:00~14:30、夜19:00~22:30頃
【ショップ】10:00~19:00頃(昼休みを取る店もある
 
フランスの度量衡 
フランスの度量衡(長さ、面積、重量、容積)は日本と同じと考えていい。
洋服や靴のサイズ表示は日本と異なるので注意しよう。

チップ
フランスにはチップだけで生計を立てている人はいないので、基本的にチップは必要ではない。
快いサービスを受けたときや、特別なことを頼んだときに、お礼として渡すといいだろう。

【レストラン】チップは義務ではないが、渡す場合は、高級レストランでは食事代5~10%が目安。
       中級以下ではおつりの小銭を残す程度。

【ホテル】特別なことを頼んだ場合、1回につきE1~2程度。通常の掃除やベッドメイクには不要。

【タクシー】料金の5~10%くらいの額。

【トイレ】掃除の係員がお皿を前に置いて座っていたら、E0.50程度。金額が決まっている場合もある。

【劇場などの案内係】座席案内のお礼として、E0.50~1程度。国立劇場の場合は公務員なので不要。
 
税金
フランスでは、外国人旅行者がひとつの店でE175.01以上の買い物をすると、12%の免税が適用される。
商品を使用せずにEU圏外に持ち出すことが条件。免税店(入口にDetaxeと表示している)では、パスポートを提示すれば税金
分を引いた値段で買い物ができるが、普通のブティックやデパートでは、まずパスポートを提示して免税手続きの申請をする。

フランスの電圧とプラグ
標準は220Vで周波数50Hz。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要。
プラグの種類は2種類あり、2本ピンのCタイプ、3本ピンのSEタイプに分かれる。

        SEタイプ    Cタイプ

 

フランスのビデオとDVD方式
フランスのテレビ・ビデオ方式(SECAM)は、日本(NTSC)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。
 
フランスの水
フランスの水道水は石灰分が多いが飲んでも大丈夫。味が気になる人はミネラルウォーター(eau mineral)を買おう。500ml
でE1.50が相場だ。スーパーマーケットではE0.50~1。

フランスの郵便
郵便局はラ・ポストLa Poste。郵便と電報、ファックスを扱うほか、公衆電話と全国の電話帳、そして小銭への両替機も置い
てある。切手はTABAC(タバコ屋)でも購入できる。
 
【郵便局】月~金曜8:00~19:00、土曜8:00~12:00、日曜・祝日は休み。

【郵便料金】日本への料金はハガキ、封書20gまで、ともにE0.85
 
フランスの電話のかけ方
【フランスから日本へかける場合】
 00(国際電話識別番号)
 ▼
 81(日本の国番号)
 ▼
 相手先の電話番号(市外局番の最初の0はとる)

【日本からフランスへかける場合】
 国際電話会社の番号
 001(KDDI)※1、0033(NTTコミュニケーションズ)※1、0061(ソフトバンクテレコム)※1、005345(au携帯)※2、
009130(NTTドコモ携帯)※2、0046(ソフトバンク携帯)※3
 ▼
 010(国際電話識別番号)※2
 ▼
 33(フランスの国番号)
 ▼
 相手先の電話番号(市外局番の最初の0はとる)

※1 「マイライン」の国際区分に登録している場合は不要。詳細はURL www.myline.org 
※2 NTTドコモは事前登録が必要。auは、010は不要。
※3 ソフトバンクは事前登録が必要。0046をダイヤルしなくてもかけられる。

公衆電話のほとんどはカード式。テレホンカード(テレカルトTelecarte)はプティット50度数(E8)とグランド120度数(E15)の
2種類があり、郵便局の専用窓口、タバコ屋などで購入できる。カードがないときは、カフェやホテルの中の公衆電話を探そう。
国際電話は公衆電話からも簡単にかけることができる。ホテルの自室から電話をかけると、通話料に加えて手数料がかかる。

その他 【ユースフルアドレス】 
警察Allo Police(アローポリス)17
消防Pompier(ポンピエ)18
医者付き救急SAMU(サミュ)15

フランスの安全とトラブル
フランスは時期を問わず観光客であふれているため、旅行者を狙っての犯罪があとを絶たない。常にそのことを頭に入れながら行動しよう。自分の身は自分で守るくらいの心構えが必要だ。万一事件が起こってしまった場合は、速やかにも状況を判断し、その状況に合った機関へ助けを求めよう。
浮浪者による盗難や、2人乗りのオートバイによるひったくり、ホテルのロビー、レストランなどでの置き引きが増えている。ポシェット、バッグなどは常に歩道の内側に持つように気をつけたい。地下鉄構内でのスリやジプシーの強盗的物乞いにも注意。
 
フランスのマナー/年齢制限
フランスでは、17歳未満の飲酒と喫煙は禁じられている。しかし、購入時に身分証明書が絶対必要というわけではない。
レンタカーのレンタル資格は、HertzもAvisも21歳以上(一部の車種では例外あり)。身分証明としてクレジットカードの提示が必要な場合が多い。
 
喫煙 【公共の場での喫煙】
フランスでは2007年2月1日から、公共の閉じられた空間(駅、学校、職場など)での喫煙、さらに2008年1月1日からは、
カフェ、レストランでの喫煙が禁止になった。違反者にはE68の罰金が科せられる。
※カフェ、レストランのテラス席では喫煙可
 
フランスの習慣
フランスでは、銀行や郵便局、美術館やメトロなどあらゆる機関で頻繁にストライキが起こる。しかし、ほとんどの場合予告
してくれるので、ストライキを意味する「greve グレーヴ」という単語を、現地のニュースや新聞などでこまめにチェックしておこう。 

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